答えは自分の中にある

答えは自分の中にある

西尾市幡豆町にてお母さんの働く気持ち応援プロジェクト活動中

移転しました。

約3秒後に自動的にリダイレクトします。

お金シリーズ①お金とは何か?

今日は幡豆にあるナムハウスで「田舎暮らしの経済学講座」に参加。

 

f:id:answer-in-myself:20190718215657j:image

 

学校の政治経済の授業は大の苦手だった私ですが、生き方を考えていく上ではやはり必要になってくること。

難しい話は苦手なものの、ここ数か月少しずつ本や記事を読み、段々楽しくなってきた今日この頃です。

 

 

講師は島根県江津市在住パーマカルチャーデザイナーの森佳貴さん

マルクスの資本主義など、今までの私なら???だった話を交えながらも、わかりやすく説明していただいたので自分なりに噛み砕いて書きたいと思います。

 

パーマカルチャーとは?

パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語です。

つまり、持続可能で農的な暮らしと文化。

人と自然が共に豊かになるような関係(暮らし)を築いていくためのデザインといえます。

 

といっても、ただ自給自足を目指そうということではありません。

自然と調和した暮らしの中でも、現代で生きていく以上はお金との関係を断つことはなかなか難しい。

 

パーマカルチャーという暮らしは自然を壊すことなく、経済的にも成り立つシステムを作り上げることなのです。

 

お金とは?

自然と調和する暮らしと言えど、なんだかんだ必要なお金。

ではそもそもお金とはなんなんでしょうか?

 

「お金とは信用」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

信用=クレジット

 

そう、クレジットカードも信用の上で成り立っている。

先にカードで払って後から払うということは、その支払い能力があるという信用の元に発行されているということ。

 

1万円札は、日本人みんなが1万円札だと信用しているから成り立っている。

そうでなければ、ただの1枚数十円の紙でしかない。

 

これを聞いてふと思い出したのは、タイに行ったときのこと。

マーケットで買い物をしてお金を差し出したら、怪訝な顔をされて突き返されたことがありました。

なぜだと思いながらよく見たら、私が差し出したお金は飛行機で経由した際に中国で使った中国紙幣。

 

そう、当たり前だけどタイで中国のお金は通用しない。

仮にその当時のレートで差し出した中国紙幣のほうが高かったとしても。

 

それはまさに、ボロボロになった紙切れでした。

 

つまりお金とは

交換手段であり、ひとつのツールということ。

 

お金=存在価値?

「お金は信用」この信用という言葉、これが私の中でいつしか「存在価値」と混同されていたことに気づきました。

お金を持つことがその人自身の価値にすり替えられて、お金をたくさん持っている人が成功者であり、偉いような漠然としたイメージ。

 

お金があれば幸せ

お金がないと不安

お金を持っている人が偉い

お金がないのは恥ずかしい

 

そんなイメージがある人もいるのではないでしょうか。

 

よく考えてみれば、お金は何かと交換するための手段でしかない。

つまり、交換しなければ持っているだけでは何も生まれない。

 

ということはお金の有無と、その人の幸福度は必ずしも一致するとは限らない。

 

それなのに私たちは、お金に対してそれぞれの感情を乗せて

なぜかこの「紙」を追ってしまう。

 

お金があれば幸せという洗脳

 

世界のお金は1%の富裕層、上位たった26人の人間が下位38億人分のお金を保有している言われているそうです。

つまり現代の世の中はピラミッド型の社会システムが出来上がっていて、それは搾取構造ともいえるかたちになっている。

 

そしてその上位の人たちが儲かるために、「あなたにはこれが足りません」「これがないと心配ですよ」と不安をあおる広告が溢れ、お店には廃棄されるほどのモノが山のように積まれている。

 

それらをすべて否定するつもりはありません。

どの商品も本来は誰かのため、何かのため、生活をよりよくするために生まれたものだと思うから。

 

けれど自然や生態系、人をも壊し、そして捨ててまでも必要なものなのだろうか?

 

 

人々の不安や心配を煽り、それを満たすことを短期幸福という。

多くの大企業はこの短期幸福を満たすことをビジネスとして、依存させるようになっているように思う。

 

短期幸福の逆は長期幸福。

欠けている(と思わされている)ものを補う一瞬の喜びではなく、人生を通して喜びを感じられるもので暮らしていくということ。

 

その人なりの価値観で、喜んでできることで暮らしていければ、都会であろうと田舎であろうと、そして金額の大小は関係ないのではないかと思うのです。

 

まとめ

お金とは、交換手段であり、ツールであってその存在自体に善悪はありません。

けれども私たちはいつの間にか、お金は頑張って稼ぐもの、貯めるもの、お金に対して様々な感情を乗せ、それぞれの物差しでお金というものを計っているのです。

それは経済という大きな渦の中で、右往左往させられているだけなのかもしれません。

 

本当に自分に必要なものは何なのか?

それが自分の求める生き方なのか?

 

お金自体には良い悪いもなく、どんな選択にもメリットとデメリットはあります。

 

金額に関わらず、自分の生き方に意志を持つこと。

私はそれがお金との付き合い方の第一歩なのだと感じています。