ゲームは脳に悪影響?その根拠が衝撃的だった<子供とゲームの関わり方>
今日は蒲郡開催された加藤孝明さんによる「子どもとゲームの関わり方講座」へ。
テレビゲーム
YouTube
スマホアプリのゲーム
そういったことと、これからどう関わっていくべきなのか?
ヒントをたくさんもらったので聞いて(読んで?)もらいたい。
ゲームは脳に悪影響である根拠が証明されていた
まず結論から言うと、ゲーム(オンラインゲームやSNSなどのインターネットを含める)は脳に悪い影響を及ぼすことが証明されていた。
しかもそれは、強力な悪影響。
どれくらい悪影響なのかというと、覚せい剤やたばこ、アルコール中毒者の脳に起きていることと同じことが、ゲームのユーザーの脳にも起きているというのだから衝撃的すぎる。
それらがどんなものなのか、一言で言えば
思考停止
脳内の回路が切断され、考える力が奪われてゆくこと
子どもがゲームやインターネットを見ることで親は手が空くし、子どもも大人しくなるからという理由で与えることも同じ。
これは、親がゲームやインターネットに依存していることと同じ状態といえるのだそう。
自分が子どもの頃にもやっていたけど、問題なかったから大丈夫?
私自身実家はゲーム禁止だったけど、その反動で小学生の頃は友達の家でずっとゲームをしていたし、パパは現在進行形でプレーヤー。でも、とりあえず普通には暮らしてる。
しかし知っておくべきは
私たち親世代の時代のゲームと今のゲームは違うということ
親がゲームをする人であれば、子どもにはゲームをさせない!といっても説得力に欠けるし、「自分も子どもの頃からやっているけど大丈夫だったから」といった理由で与えることも考えられる。
もれなく我が家も、パパは家でゲームをするわけでゲーム=ダメとは言えない。
しかし、時代と共にゲームも進化している。
私たち親世代のゲームは30代以上であればファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイや初代PS
まずはゲーム機というものが作られ、作れば売れる時代。
それが現代、技術は進むも少子高齢化。
ゲーム機はスマホやタブレットなどのオンラインに変わりつつあり、「ソフト」を買って終わりではなく「課金」する時代へ
そして今のゲームはビジネス視点で、大人も含めて依存させるように作られている。
つまり、親世代の子どもの頃にやっていたゲームとはもう別物であり
安易に大丈夫とは言えないということ。
Microsoftのビル・ゲイツもその依存性を理解していて、自分の子どもは14歳になるまで携帯を持たせなかったとどこかで読んだ。
同じくスティーブジョブズも、家では子どもたちがテクノロジーを使う時間を制限していたという。
ゲームは禁止すべき?対策案はある?
これだけ書くと、ゲームやインターネットが悪者のように聞こえてしまうけれど
それらを一言で「悪」とするのは違うと思う。
製作する側だって本来は本当に面白いものを作りたくて作っていているはず。
それにインターネットは既に私たちの生活を便利にしてくれていて、これからの時代にも必要不可欠なもの。
単純に禁止したところで、イタチごっこ。
じゃあどうしたらいいのか?!
教えてもらった対策案は2つ。
①本人の意思を聞き出すこと
そして親が子どもの状態をしっかり見ておくこと
そのゲームの何が楽しいのか?なぜそれをやりたいのか?
ただ単に友達がやっているから?話についていけないといじめられそう?
それはどういうゲームなのか、親も調べて知ることだったり
そのゲームをすることで、子どもの何が育つのか?というのを考えてみる。
全ては表裏一体。何事もメリットデメリットはある。
ただ単にゲーム・インターネット=悪にするのではなく
例えインターネットや機械が苦手だと思っても
私たち親、大人が正しく理解する努力と判断も必要だということ。
仮に親が一方的に禁止しても、子どもはきっと納得しない(私もそうだった)
ちなみに我が長女がゲームをやりたい理由は「パパと一緒にやりたい」かららしい。
ゲーム云々より、その向こう側にあるものを知る方が大切なのかもしれない。
本人と対話することで、ゲームを通して
プログラミングだったり
動画を撮ることだったり
動画編集や画像加工だったり
何かを組み立てる論理的思考
チームワーク
何か興味や能力のきっかけが見つかる可能性だってある。
でも家庭だけでやろうとするのは親もしんどいから、仲間うちで集まって遊びながらやれたら楽しそう!
さらに親目線だけじゃなく第三者がいることで新たに特技や才能、子どものチカラが生きるものが見つかるかも?
そして加藤さんにオススメしてもらったプログラミング学習のページ
英語のページに見えるけど、日本語のサイトなのでご安心を。
無料でプログラミングしたり、誰かが作ったプログラムを見たり、シェアすることができる。
パズルのようにアイコンで動作を組み合わせることで、簡単に自由に作ることができる。しかも無料!
試しに私もちょっとやってみた。
なぜ海に黄緑色の猫がいるかは適当なので聞かないでほしい(笑)
クリックすると、「ニャー」といいながら海の中を歩き回るというプログラム。
※上の画像はスクリーンショットなので動きません
プログラミングは初めてだったけれど、左側に並んでいる動きや見た目の指示が書かれたアイコンを選んで中央部にくっつけていくだけで、簡単にできた。
自分の思うように動いてくれると、大人でもちょっと感動する。
ゲームが悪いのではなく
親も子も、知らないだけ、選び方がちょっとズレてただけ
世の中には面白いことがたくさんあるのだ!
②スマホやタブレット、ゲーム機にフィルターをかけること
これはゲーム機それぞれで設定方法が異なるけれど、スマホやYoutubeはわかりやすい記事があったので貼っておきます。
まとめ
長くなったけれど、最終的に私個人としてはゲームはただの娯楽ではなく、コミュニケーションツールのひとつではないかという着地点になった。
内容を精査することは必要だと思うけれど、ゲームやYoutubeを通して親も子もこれは楽しい、これは嫌だ、これはこう思う、といった意見を腹を割って話すきっかけにもなる。
親同士も子どもも、それぞれタイプが違うし意見も違う。
時代や環境がどう変われど、そこに振り回されるのではなく、自分の人生を生きるために使っていければいいと思う。
そして冒頭の悪影響の根拠について、先生が情報のソースとして紹介してくれたのがこちらの本。
帯には「デジタルヘロイン」なるパワーワードも書かれていて、ちょっと読むのが恐いくらいの本ですが、私はポチりました。
レビューを見るだけでも結構参考になるのでお時間ある方はぜひ。
講師の加藤孝明さんのブログも要チェック↓